みらいフェスタ、緑と花のフェスティバルで食べた「おからドーナツ」が美味しくて、いつか取材に行きたいと思っていた「豆のちから」さん。
先日、北松戸のイベントに出店されていたので取材を申し込み、早速お邪魔してきました!
目次
お豆腐やパンを製造販売 上本郷の「豆のちから」
「豆のちから」は社会福祉法人まつかぜの会が運営する就労継続支援B型事業所。
障がいを持つ方(=利用者さん)が支援員さんのサポートのもと、素材にこだわった豆腐やパン、菓子類を製造・販売しています。
上本郷駅から線路沿いに歩いて徒歩3分の位置にあります。(駐車場はありません。)
「障がいのある次男がつくし養護学校を卒業したら行く先がない。なんとかしなければ」という理事長の思いから、平成18年にまつかぜの会が設立され、馬橋に小規模作業所を立ち上げたのが始まり。
その後、豆腐との出会いがあり、「おいしい豆腐を利用者と一緒に作って、利用者と一緒に販売しよう!」と「とうふ工房豆のちから」がオープンしました。
松戸市役所で見かけた方も多いのではないでしょうか。
名称 | 豆のちから |
住所 | 千葉県松戸市緑ヶ丘2-349 |
営業日 | 平日、第2・4土曜日 |
営業時間 | 9時〜17時 |
公式HP | https://www.mamenochikara.com/ |
1階店舗では豆腐、豆乳パン、おからドーナツ等を販売
1階の店舗ではお豆腐、豆乳プリン、豆乳パン、おからケーキなどの他、がんも、油揚げ、あぶら麩、かきもちなどを販売しています。
※おからドーナツは毎週水曜日、豆乳パンは毎週火曜・木曜日のみの販売となります。
取材に行かせてもらったのは水曜日で、おからドーナツの販売日。
お店に入った瞬間、おからドーナツのいい香りがしました…♡
おからドーナツはなんと1個100円!この時世になんとありがたい…
ふわふわ〜もちもち〜で子どもたちも大好きです。
お豆腐は宮城産大豆を使っており、甘味とコクが強いのが特徴です。
濃厚な味で、最初はしょうゆなしで食べてほしいとのこと!
店舗販売、車での移動販売、イベント出店での販売をしており、お豆腐とパンの一部は常盤平の「さいてって」さんでも買えます。
製造工房・作業場を見せていただきました
実際に利用者さんが製造する工房を見せていただきました。
パッケージについた水分を拭き取る人→パッケージを2個重ね、ラベルを巻く人→賞味期限のシールを貼る人、というふうにお仕事を振り分け、みなさん丁寧に作業されていました。
製造工程を細分化し、多くの利用者さんが製造に関われるようにしているとのことです。
「お客様に売る商品なので手を抜いて欲しくない」と支援員さん。
利用者さんにとって、時には厳しいこともあるようですが、自分が作ったものが売れる喜びがモチベーションに。
計算や接客も利用者さんがおこない、地域の方から「計算できるようになったのね!」とコミュニケーションが生まれています。
お隣の工房では豆乳プリンのラベル貼り作業中。
「撮影させてください」とお願いすると少し照れた様子で応えてくれました。
3階の作業所では企業や団体から請け負った作業を進めています。
例えば、ネジの組み立て、チラシ折り、新聞折込、カプセル組み立て、箱折りなどの軽作業や、外部施設での洗濯業務、清掃業務など。
この日はローカル新聞の折り込みチラシの作業。
「利用者さんは働く意欲に溢れていて、工夫や配慮をすることで出来る作業も多く、丁寧さや集中力も高いんですよ」と支援員さんがお話ししてくれました。
就労継続支援事業とは、障がい者に就労の機会を提供し、一般就労に向けて能力の工場を図る福祉事業所で、A型・B型の2種類があります。
A型 | B型 |
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雇用契約を結び、最低賃金を支払う | 利用契約を結び、月に1〜2万円程度の工賃を支払う |
一般就労できる程度の能力があるものの、障がいにより就労が難しい方が一般就労を目指す | 障がいにより利用段階で一般就労できる程度の能力ではない方が一般就労を目指す |
「豆のちから」はB型事業所で、「居場所」の側面もありつつ、現在18名の方が通われています。
「利用者さんにもっと工賃をお支払いするために、商品の販売先も増やしたいし、お仕事の受注も増やしたい」とのこと。
松戸市の事業者さん!ご検討よろしくお願いします!!
「豆のちから」自慢の豆腐をおそばやさんでも
「豆のちから」自慢のお豆腐は、松戸駅東口から徒歩10分程度の場所にある「戸定そば 幸」さんでも食べることができます。
これはぜひ行ってみたいですね!
ぜひ上本郷の「豆のちから」こだわりのお豆腐やおからドーナツを食べてみてくださいね。